えて、つけて、いをつなぐ。

えて、つけて、いをつなぐ。

ウエルコネクト株式会社
取締役社長 

西永 宗近

1969年生まれ。大阪出身。DTPオペレーターとしてデザインの基礎を学び、その後デザインスクールの講師も務める。実生活では障がいを持った2人の子供の父。2021年にウエルコネクト株式会社を立ち上げ、デザイン業務・イベント運営・グループホーム運営と提供するサービスは多岐にわたる。

自分と同じ悩みを抱える人を、
デザイナーとして支えたい。

01.事業所探しの難しさ

「子どもを安心してあずけられる事業所が見つからない」

数年前、重度の知的障がいを抱える子どもの親として直面したのは“事業所探し” の難しさでした。
地域の中から子どもに合いそうな所を選びたかったのですが、役所に相談してもインターネットで調べても知りたい情報が得られず、途方に暮れる毎日。
結局、遠方の事業所に通わせることになり、本人にも家族にも負担をかけてしまいました。大切な家族が毎日過ごす場所なのに、あまりにも少なすぎる情報から事業所を選ばなければならない、この現状をなんとかしなければ。

私はこのような経験から、障がい者支援事業所の情報提供が不十分であるという問題を感じました。 実際、日本では約100万人の知的障がい者が暮らしていますが、彼らが利用できる事業所は約2万件しかありません。つまり、50人1件しか事業所がないという状況のようです。 さらに、事業所の内容や特色、雰囲気などはインターネット上での確認が容易ではありません。親御さんは自分で見学や相談をしなければなりませんが、それには時間や費用もかかりますし、何より当事者本人のストレスが心配です。

介護福祉事業所さま向けの、動画付きホームページ制作サービス【TUNAGUdé[つなぐで ®]】は、そんな切実な想いから生まれました。

02.TUNAGUdéができるまで

【TUNAGUdé[つなぐで ®]】を開発するにあたって、友人や団体から協力いただくことができました。

まず、サービスの目玉である動画を確約するために、プロのカメラマンや編集者に声をかけ、思いを伝えると快く制作チームを結成できることになりました。

次に、プロトタイプ状態のTUNAGUdéサービスを試してくれる事業所さまを探すことにしましたが、思うようには進まず知り合いの事業所数件に声をかけました。最初はなかなか応じてくれるところがありませんでした。それでもめげずに何度もTUNAGUdéサービスの意義や効果を説明し続けました。すると、私の想いに共感してくれる事業所さまがついに手を上げてくださいました。

そのお陰でサービスを実際に利用していただき、色々とフィードバックをもらいブラッシュアップすることができました。その事業所さまに感謝の気持ちでいっぱいです。

その他、TUNAGUdéサービスを広めるために、近くの事業所へご挨拶にまわったり、メディアやSNSに取り上げてもらうように昔からの知り合いなどを頼りに想いを語りました。また、TUNAGUdéサービスに関心がある人や団体に積極的にコンタクトを取り、色々サポートしていただくことができ感謝でいっぱいです。

介護福祉のみならず、人のつながりのあたたかさに触れることができ、私自身より一層成長することができました。

03.TUNAGUdéの存在意義

【TUNAGUdé[つなぐで ®]】を通じて、事業所さまの理念・想いを伝えることで、利用者さまやご家族さまに適切な事業所選びの手助けができると考えています。 事業所さまが提供するサービスや環境だけでなく、人と人との関係や心のつながりも大切だと考えています。だからこそ、動画で事業所さまの雰囲気や職員さまの表情も可能な限り紹介できたらと考えています。私たちは利用者さまやご家族さまが安心して事業所さまにお任せできるように、信頼できる情報を提供できるようにサービスをもっと良くしていけたらと考えて日々開発に勤しんでいます。

事業所さまの魅力や特徴を最大限に引き出すことで、利用者さまやご家族さまだけでなく、働きたいと思う人材にもアピールできると考えています。 私たちは事業所さまの成長や発展を応援することで、介護福祉の業界全体の活性化にも貢献できると考えています。

わたしたちは【TUNAGUdé[つなぐで ®]】を通じて、事業所さまと利用者さま・ご家族さまとの間に信頼とつながりを生み出すことを目指しています。 それぞれの事業所が、それぞれの想いを乗せた “伝わるホームページ” を作ることで、利用者さまの事業所選びが驚くほど楽になるだけでなく、事業所さまの集客や求人にも役立ちます。

伝えて、見つけて、想いをつなぐ。

わたしたちの【TUNAGUdé】サービスが、事業所さまと利用者さまの想いをつなぐ大きな架け橋になれたらとっても幸せです。